これまでの経緯と背景
  JAPAN ARBORIST® ASSOCIATION 
(JAA 
(日本アーボリスト®協会)


  日本における樹上安全技術の確立と普及・実践を目的に、200612月「JAA ジャパン アーボリスト・アソシエーション」の
 準備室が「アーボリスト研究会」として「
TCJツリークライミング®ジャパン」の有志によって組織され、JAAはその活動を開始した。

 ISA International Society of Arboriculture)の世界的な安全技術の調査・視察研究や技術習得並びに
 高所作業の安全意識の啓蒙活動を続け、
200810月に「ジャパンアーボリスト®アソシエーション(JAA)」として正式に会員
 公募を開始するに至った。


  [ 背 景 ]

  日本の造園、林業など樹木や森林とかかわりを持ち、健全な樹木の育成のために日々努力している技術者たちの安全については、
 未だ十分な安全技術が確立されていない。国内における高木の剪定は高所作業車やクレーン車などと併用での作業が主流となっている。
 しかし、作業車が進入できない場所など特殊条件での剪定作業等の安全技術については、まだ十分な状況とは言い難い。
  こうした状況の中でも、高所剪定等の要求は多く、時として安全を軽視した作業も行われ、重大な事故等の発生も散見される。
 技術者が個人的に山岳登攀用具などを駆使し独自に技術を試行紹介する等、ともすれば無責任な技術が乱立する懸念も高まっている。
 しかし、国際的には高木の安全な剪定技術は、既に
 ISAInternational Society of Arboricultureにてしっかりと確立されており、
 世界に広く普及している。
  今後は日本でもこの技術に謙虚に学び、世界の安全仕様をベースとした実践と技術の普及こそが最善の王道と思われる。
 一方、国内でも
ISAレクリエーション部門TCI () の日本支部としてジョン・ギャスライトを代表とするTCJ(ツリークライミング
 ジャパン)が、20004月以来、10万人以上のツリークライミング体験を安全に実践してきた。10万人以上の体験で事故の発生がない
 これら技術をベースに据え、ツリークライミング
ジャパンの有志メンバーによって、仕事としての樹上作業、ワークス技術者のための
 安全確保と技術普及の為に
JAAが発足稼働するに至った。
   ( . TCI : Tree Climbers International  米国Atlanta )

[ JAAのあゆみ および関連の動き ]  ( , 赤字はJAAに直接関連する動き )

20026
    TCJ Founder(創始者)ジョン・ギャスライトとTCJ副代表川尻秀樹がISA を訪問し、ISAと日本国内の
   協力関係を確認し、日本でのアーボリスト研究など技術の紹介やトレーニングを始める。

   20059月~10
    ジョン・ギャスライトと川尻秀樹がISAオーストラリア支部を訪問し、アジア・パシフィック地区での
   
TCJの位置づけなどについて協議。

200612
 日本における、樹上安全技術の確立と普及を目指し、「JAA ジャパン アーボリスト®  アソシエーション」の準備室
 として「アーボリスト研究会」を立ち上げ「
TCJツリークライミング®ジャパン」の有志がその実践と研究活動を開始。

200612 JAA研究会 発足後の主なできごと

20077月 
 ISAInternational Society of Arboriculture)のAnnual Conference and Trade Show(世界大会)に特別ゲストとして参加。
 ISA
エグゼクティブ・ディレクター(代表者)Jim Skiera氏と懇談する。また、The International Tree Climbing
 Championship
見学し、ツリークライミングイベントには、スタッフとしても協力参加。

TCJ Founderジョン・ギャスライトが「日本と海外のアーボリカルチャーにおける文化と技術の違い」について
  また「ツリークライミングジャパンの活動」について世界大会にて基調講演 
   (
日本樹木医会や日本の技術事情はTCJ副代表川尻秀樹が提供。 )

同大会の中、「アジア・パシフィック地区フォーラム」には、ジョン・ギャスライト、川尻秀樹とともに、同行した
  JAA
現メンバーも出席。さらに、ハワイの植物園にて、世界大会の各国入賞者やTCI創立者であるピータージェン
  キンス氏などとの、友好の
ツリークライミングを実施。JAAメンバーとの国際間交流が実現。

200710
    JAA ジャパンアーボリストアソシエーションとして東京の日比谷公園ガーデニングショーにおいて、ISAの高木剪定
   技術の研修会に協力し、安全剪定技術の普及、啓発活動を実施。

    TCJ(ツリークライミングジャパン)代表であり、JAA  Founder (創始者 )のジョン・ギャスライトが、国内初の
   
ISA認定アーボリスト 資格を取得

  ● 200 84
   米国より ISAInternational Society of Arboricultureエリック氏とデリック氏を招聘来日。両氏はISAの理事で
   メンバー管理や資格認定管理を担当。今回は
TCJ JAA通じて来日し、日本におけるアーボリストやツリーワーカー
   育成と普及の為の視察が目的。
東京にてISAの組織や資格認定制度についてのプレゼンテーションを行う。

    ・お招きしたISA役員のみなさま
         Derek Vannice  デリック バニス氏          役職   ISA Director of Certification
                                        UAA  Executive Director       
           Eric Duchinsky
エリック ダッチンスキー氏  役職 ISA Director of MemberServices

    20086 
     ISAInternational Society of Arboriculture国内唯一のLiaison(リエゾン・日本総窓口・連絡先)として 
    ジョン・ギャスライトが
ISAにより正式認定される。

   20086
       ISAInternational Society of Arboriculture)認定ツリーワーカー実技試験を国内初で実施。
     ( JAAメンバーから日本人初の5名が ISA認定 Tree Worker Climber Specialist を受験 )
  
200810月 
   
ISA Arborist Hazard Tree and Giant Tree Expertでもある
     Mark Leon
氏(Sunny Land-scape Ltd. Hawaii
      (
ISAのハワイ支部アーボリストで危険木判定と巨木のエキスパートであるマークレオン氏)を
       日本へ招き、愛知県にて
ISA公認・実技講習 (2日間)を実施。 

   200810
         JAPAN ARBORIST®ASSOCIATIONJAA )(ジャパンアーボリストアソシエーション)として正式に
   会員公募を開始。 
JAA (ジャパンアーボリストアソシエーション)として2007年に引き続き、東京の
   日比谷公園ガーデニングショーにおいて、高木剪定技術の研修会
に協力し、安全剪定技術の普及、啓発の
   ためのデモンストレーションを実施。 
(10/31)

  
200811月 。
    
国内で認められた ATTチームヘッドトレーナー、日本人としてはじめてISA公認資格を取得
      
国際公認 「Tree Worker Climber Specialist」
     
 JAA の旗のもと Arborist® Training Team  正式に稼働。

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